身体活動・健康科学コース

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 多くの団塊の世代が75歳を迎える「2025年問題」を前にして、人々の健康を支える 『健康科学』 は非常に重要さを増しています。
人が体を動かすことを総じて「身体活動」と言う。健康長寿社会の実現には、運動活動のみならず、生活活動も含めた「身体活動」全体の重要性も認識されるようにもなっています。とりわけ地域の高齢者にとっては、日々の低い身体活動(生活活動)の方が1日の総エネルギー消費量に大きく関わっており、健康との関連が強いとの報告もあります。
身体活動・健康科学コースは、幅広い身体活動(生活活動・運動)などを中心として人々の健康を科学するコースです。本コースでは、地域のニーズに応えるべく、地域と積極的にふれあいながら地域住民の健康を身体的側面から支援し、健康長寿社会を担う能力を持った人材の育成を目指しています。

 身体活動・健康科学コースの特徴

健康には、身体的、精神的、社会的な側面があります。本コースでは、主に身体的な健康に着目し、地域住民の健康の保持・増進を目的とした健康を幅広く科学的に学びます。地域住民の健康問題の実態を知り、日常生活における様々な生活活動による健康増進についての理解も深めます。とりわけ地域の高齢者にとっては、日々の身体活動の改善は重要となるため、生活実態に応じた幅広い知識と深い視野を持った人材に育てます。
さらに、本コースでは、生活活動を通しての健康増進、身体を包む健康衣料、健康食品、さらにはヘルスケア関連の経営学に至るまで、健康関連についても幅広く学ぶことができます。そして、地域の健康関連分野にかかわって深く貢献できる人材を育成します。

身体活動・健康科学コースで学べる授業(コース専門科目)

身体活動・健康科学コースを担当する教員

本コースでは、運動生理学バイオメカニクスなどの運動機能を担当する教員、環境保健学産業衛生学を専門とする医師、身体を包む健康衣料、さらにはヘルスケア関連の経営学を専門とする教員に至るまで、幅広い専門領域の教員を有しています。幅の広い教員を備えているところが特徴です。つまり、「健康科学」を幅広い視野から学ぶことができます。

身体活動・健康科学コースの想定される就職先

本コースで学んだ学生は、一般企業における厚生部門・衛生管理者、健康増進施設や健康・スポーツNPOでの運動指導者、公務員、健康関連の企業などで活躍できる人材になることができます。企業でも、従業員の健康に投資することが、従業員自身のみならず会社の経営上の利益にもつながる、という健康経営の考えが浸透してきています。身体活動・健康科学の学生は、このような業務においても力を発揮出来ます。
また、島根県では「健康長寿しまね」を推進し、ヘルスケアビジネス創出事業を行っています。地域資源を活かした健康関連のビジネスであり、たとえば、健康運動、健康器具や医療・介護・福祉機器の製品開発や提供、健康衣料、機能性食品などが挙げられています。健康関連の様々な分野での活躍が大いに期待できます。

 身体活動・健康科学コースをめざす方へ

 地域の人々の健康増進に貢献したいと考える方や、ヘルスケアに対して多角的に学んでいく強い意欲のある学生を大いに歓迎します。必ずしも自分自身がスポーツが得意である必要はありません。
 “健康のスペシャリスト”をめざしませんか!!