【島根大学福祉社会コース開設20周年~記念フォーラムと懇親会を開催しました~】

 2019216日(土)に第4回人間科学部研究フォーラムを開催しました。

 今回の人間科学研究フォーラムは、島根大学福祉社会コース開設20周年企画として、「新たな福祉社会の構築-地域づくりの視点から-」をテーマに、基調講演では大阪大学大学院人間科学研究科教授 斉藤弥生先生に、シンポジウムでは福祉の分野で活躍する卒業生3名にご登壇頂きました。 

 島根大学福祉社会コースは、1999年度に教育学部に開設されました。2004年度には法文学部に移り、2017年度からは現在の人間科学部へと移っています。20年の間に卒業生を200名以上輩出しました。かれらは山陰両県を中心に、全国各地で福祉をはじめとした多くの分野で活躍しています。 今回の人間科学研究フォーラムは、福祉社会コース開設から現在まで関わりのあった教員(嘱託講師含む)をはじめ、卒業生、在学生、地域の皆さんなど130名超がお越しになりました。

 

第4回人間科学部研究フォーラム「新たな福祉社会の構築—地域づくりの視点から—」のレポートはこちらから

 

 

 フォーラム終了後には、松江市内のホテルで懇親会を開催しました。懇親会には福祉社会コース関係者82名が参加しました。

 懇親会は、今回のフォーラムを企画した実行委員代表の島根大学人間科学部 山﨑亮先生、福祉社会コース開設にご尽力いただいた島根大学名誉教授 木村東吉先生の挨拶で始まりました。開会とともに、参加している全ての人がお互いの立場を超えて情報交換などをしていました。

  

 

 懇親会の中盤では、杉崎先生によるこれまでの福祉社会コースのあゆみの紹介、在校生と卒業生による回想スライドの上映を通じて、参加者全員で福祉社会コースの20年間を振り返りました。上映後には、福祉社会コース創設にご尽力いただいた教育学部の先生方から、20年前に福祉社会コースが設立された時に苦心されたエピソードを聞くことができました。色々な方の思いを集約して作られた福祉社会コースであることを知るとともに、そこから皆で作り上げてきた福祉社会コースであることを確認できました。

 

 今回のフォーラムおよび懇親会では、これまで出会うことがほとんどなかった福祉社会コース卒業生、在学生が一堂に会しました。このフォーラムおよび懇親会を通じて多方面で活躍する卒業生が「福祉社会コース」というキーワードで繋がっただけでなく、新たなネットワークを作るための第一歩を踏み出す機会になったように思います。在学生にとっては、活躍する先輩たちと直に話をすることで、将来のイメージを作る機会にもなりました。