佐藤 鮎美 Ayumi Sato

一言メッセージ

「家族」は私たちが生まれて初めて所属する社会集団であり、私たちの人生のベースを形作る場でもあります。特に乳幼児期における主要な養育者との関係は、後の発達に重要であることも知られています。「家族」のような子どもたちを取り巻く環境が子どもたちの発達にどのような影響を与えるのか。子どもたちの明るい未来のためにどのような環境を用意してあげるべきなのか。どれも簡単に答えが見いだせる問いではありませんが、子どもたちの観察や実験を通して一緒に少しずつ明らかにしていきましょう。


研究分野

家族心理学、発達科学


研究テーマ

親子関係、乳幼児、社会認知、絵本遊びの効果、共同注意


主要研究業績

佐藤鮎美 (2017). 絵本遊びが親子関係に良い効果をもたらすのは本当か? ベビーサイエンス2016, vol.16, 18-27

佐藤鮎美・堀川悦夫・内山伊知郎 (2016). 母子の絵本遊びが子どもの心の理論および共感性発達に及ぼす効果―縦断的研究から―, 信学技報, 115(418) 25-30

Sato, A., Horikawa, E., Furumi, F., & Uchiyama, I. (2015). Effect of Play Contexts on Joint Attention--Comparison of Mother-Infant Interactions among Shared Book Reading, Toy Play, and No Material Play Situations--, IEICE Technical Report, 114(440), 37-41

佐藤鮎美・内山伊知郎 (2012). 乳児期における絵本共有が子どもに対する母親の働きかけに及ぼす効果 : 絵本共有時間を増加させる介入による縦断的研究から, 発達心理学研究, 23(2), 170-179

佐藤鮎美・内山伊知郎 (2010). 母子相互作用の文脈間比較--絵本共有場面と自由遊び場面において, 行動科学, 48(2), 143-150


 

担当科目

家族心理学、心理学実験演習Ⅰなど