身体活動・健康科学コース 実験室お披露目見学会を開催しました

公開日 2018年06月04日

5月29日

 この度、人間科学部身体活動・健康科学コースでは、バイオメカニクス実験室、ヘルスサイエンス実験室、運動生理学実験室、健康運動演習室の4室を整備しました。今回はそのうちのヘルスサイエンス実験室と健康運動演習室のお披露目見学会を開催し、大勢の方にご参加いただきました。

 まず初めに髙橋副学部長から4つの実験室の概要について説明があり、その後、秋重理事より人間科学部に対して『健康長寿社会を科学する学部となってほしい』と、期待を込めた挨拶をいただきました。

 

 引き続いて、ヘルスサイエンス実験室に整備した低酸素室・高酸素室を実際に使用し、デモンストレーションが行われました。人間科学部の辻本先生より、低酸素室・高酸素室の仕組みや低酸素環境の人体への影響などについて説明があった後、実際に富士山の頂上付近と同じ低酸素状態で運動すると、どのくらい苦しいのかという実験を行いました。苦しさを客観的に判断するために、今回は、平常の運動時と低酸素室内での運動時それぞれのSpO2(動脈血酸素飽和濃度)を測定し比較しました。

 

 また、健康運動演習室では、身体活動・健康科学コースの学生による、心肺蘇生シミュレーターを使用した心肺蘇生法の実演を行いました。人工呼吸や心臓マッサージの力加減をiPadの画面上で数値化して表示し、適切な心肺蘇生法を習得するための学習の様子を披露しました。

 

 ヘルスサイエンス実験室に整備した低酸素・高酸素室は、中国地方の大学において唯一の本格的な設備ということで、学生や教職員はもちろん、報道各社からも大きな注目を集めていました。

 現段階では教育や研究での活用がメインとなっていますが、今後、社会貢献の一環として登山者の事前トレーニングといったような、一般利用を視野に入れた活用も検討しているとのことでした。

 

 

 


低酸素室・高酸素室外観


高橋副学部長の挨拶


秋重理事の挨拶


辻本先生の説明


平常時の運動の様子


低酸素室内での運動の様子


心肺蘇生法の様子


取材を受ける辻本先生


 

 

 

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