社会福祉法人 地域(まち)でくらす会「まちくら」井上さまインタビュー

公開日 2017年12月04日

 人間科学部心理学コースでは,「人間科学地域実践入門」の授業の一環として「社会福祉法人 地域(まち)でくらす会(通称:まちくら,米子市)」の副理事長 井上聖子先生によるご講義を頂きました。井上先生より人間科学部への期待や授業の感想をお伺いしました。

 

社会福祉法人 地域(まち)でくらす会 法人副本部長 ケアプランセンターまちくら 

所長 井上 聖子さま(保健師・精神保健福祉士・介護支援専門員)


<人間科学部への期待>

 現場では,まず利用者さんと信頼関係をどう作っていくのかということがスタートラインになります。そして一見,問題行動と思われるようなことの裏側に何があるのかということを知ろうとする態度が何よりも大事なことです。その時に心理的な配慮ができるためには,系統立てた教育を受けているかどうかということは,非常に大事なことだと感じています。私たちの施設は,心理的な配慮について特に重視しているので,人間理解を基本に置いた教育をしておられる人間科学部に大きな期待を持っています。

<授業をしたあとの感想として>

 若い人たちが人間理解について学びたいと集まっておられることに,エネルギーをいただきました。障がいの前に「人間」を見るということについて,分かっていただけた感触がありました。何を実習で学んで帰りたいのかということなどについても目的意識をしっかりと持っておられるのが嬉しかったです。